【銀座、次の100年のためのstudy展】

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―MUSEEの可能性を引き出す―

銀座の未来について考える企画展と聞いて、そんな思いが浮かびました。
銀座には時間の中で培ってきた多くの魅力・蓄積があります。しかしその豊かさ故に、未来が描き難いとも言われています。銀座のみならず、明治維新・敗戦・ 高度成長期と「不足」をバネに未来を描いてきた日本にとって、次の100年は、それに代わる新しい価値観が求められているようにも感じます。
MUSEEは築100年にも届こうとする建築です。超高層ビルも建ち始めた銀座において高さ10m程の大きさで昭和通りに踏ん張り続けるその姿は、微笑ま しくもあり、未来に向けた新しい価値観・メッセージを、すごく小さな声で発しているようにも思えます。MUSEEは一体どんなメッセージを発しているのだ ろう。その声は大きく出来ないのか。それが本展のテーマです。
本展では、1・2・3階そして屋上に、それぞれ1つずつ、銀座を考えるための展示室を計画しました。それぞれの部屋には、訪れた人々が銀座について考え・ 語り合えるようなテーマが設定されています。収集物や学生たちの提案、リサーチにインスタレーションと、出品作品も多岐にわたります。
建築の完成に向け、検討を繰り返すことを「スタディ」といいますが、この展覧会は言わば銀座の未来を共に考えるためのスタディ展です。この場所が、銀座の 未来について考え、語り合い、何らかの想いを持ち帰ってもらう…そんな場所になってもらえればと考えています。それは展覧会の目標でもありますが、ひょっ としたら、それはMUSEEの可能性そのものなのかもしれません。

 

<リーフレット 表面(PDF)>

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<リーフレット 中面(PDF)>

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2F 展示風景

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

3F 展示風景

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

RF 展示風景

 
 
 
 
 
 
 

―開催概要―

【銀座、次の100年のためのstudy展】
MUSEE exhibitions 川崎ブランドデザイン100周年事業
[期間] 2017.1.4(wed)~2.19(sun) 11:00 - 18:00
※期間中の月,火は休廊
[場所] 銀座レトロギャラリーMUSEE(東京都中央区銀座)
[料金] 入館無料
[ギャラリーホームページ] http://kawasaki-brand-design.com/exhibitions/#future


【銀座、次の100年のためのstudy展】
展覧会 | アーキディレクション(企画・ディレクション・出品) | 日本/東京都/中央区(銀座レトロギャラリーMUSEE)| 川崎ブランドデザイン | 2017 JANUARY